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概要
Genspark AI Slidesは、プロンプト一つでスライド資料の叩き台を作ってくれる便利な機能ですが、実際に使ってみると「思っていたのと違う」と感じる場面も少なくないようです。今回は、AI Slidesでよく報告される失敗パターンと、その対策となるプロンプトの工夫を紹介します。
失敗1:構造を指定しないと文字が詰まる
最も起こりやすい失敗が、スライドの構造を指定しないまま依頼した結果、1枚のスライドに文字がぎっしり詰め込まれてしまうというものです。
対処法:プロンプトの段階で「タイトル」「キーポイント」「まとめ」という3層構造を明示的に指定するとよいでしょう。構造をあらかじめ渡しておくことで、AIも情報をどう配分すればよいかを判断しやすくなります。
失敗2:生成直後の仕上がりを完成形だと思ってしまう
もうひとつ知っておきたいのが、生成直後のスライドはあくまで「たたき台」に過ぎないという前提です。一発で完璧な仕上がりを期待するのではなく、生成後にAdvanced Edit機能でドラッグ&ドロップの微調整をしたり、AIに「このセクションを短くして」「トーンをもう少しカジュアルにして」と追加で指示したりする作業が、実質的にほぼ必須だと考えたほうがよさそうです。細かい見た目は指示してもなかなか伝わらなかったりするので、一度たたき台を作らせた後は、手作業で修正していく方が良いかなと思います。
失敗3:枚数や文字数を指定せず冗長になる
スライドの枚数や1枚あたりの文字数を指定せずに依頼すると、内容が冗長になりやすい傾向があります。
対処法:「5枚以内」「各スライド3行以内の箇条書きで」といったように、数値による制約を明示することが効果的なようです。曖昧な指示よりも、数値で制約をかけた指示のほうが、結果的に手直しの回数を減らせるという声は多くの実践者から聞かれます。
Advanced Editの具体的な使い方
失敗2で触れたAdvanced Editについて、もう少し具体的に見ていきます。「高度な編集」を選ぶと新しいウィンドウが開き、Microsoft PowerPointにかなり近い操作感で手動編集ができるようになっています。スライド上の要素をクリックして選択し、「もう少し大きくして」「位置を右に寄せて」「この部分の文章を書き換えて」のように変更内容を言葉で伝えると、サイズ変更や位置調整、スタイル変更、文章の書き換えまでを正確に反映してくれるようです。
ベストプラクティスとして紹介されているのが、PowerPointを開く前にブラウザ上のAdvanced Editで骨組みをできる限り完成させ、最後にPowerPoint形式で書き出すという流れです。この順番で進めることで、パワーポイント側での手直し時間を大幅に減らせるです。プロンプトで大枠を作り、Advanced Editで細部を整え、最後に書き出す——という3段階を意識しておくと、スライド作成全体の効率が上がりそうです。
資料作成全般に応用できる勘所
スライド作成に限らず、Gensparkで資料を作成する際は、読者の役職や専門性を先に伝えておくことも有効です。「対象読者は非エンジニアの経営層です」と一言添えるだけで、専門用語の使用レベルが自動的に調整されやすくなります。
失敗しないスライド作成プロンプトの型
これまでの内容を踏まえると、次のようなプロンプトの型が実践的です。
「〇〇についてのスライドを作成してください。対象読者は△△、5枚以内、各スライドはタイトル・キーポイント2〜3点・まとめの3層構造で、各項目は箇条書き3行以内にしてください。」
このように、構造・分量・読者層をまとめて指定することで、一度目の生成でも実用に近い仕上がりが期待できそうです。
まとめ
Genspark AI Slidesを使いこなすポイントは次の3つに集約されます。
- 「タイトル・キーポイント・まとめ」の3層構造を明示する
- 生成直後はたたき台と割り切り、Advanced Editでの手直しを前提にする
- 枚数・文字数を数値で制約し、冗長さを防ぐ
便利な機能であるほど、「一発で完成する」という期待をいったん手放し、AIとの対話を重ねながら仕上げていく姿勢が、結果的に満足度の高い資料作りにつながりそうです。