不具合の概要

Claude Codeを使っていて、突然反応が返ってこなくなったり、以前より出力が「雑」になったと感じたりすることがあります。原因は一つではなく、コンテキスト管理、思考予算の設定、環境構築という3つの角度から切り分けていくことで、多くのケースは解決の糸口が見つかりそうです。

症状1:コンテキストの自動圧縮が失敗する

「Autocompact is thrashing」というエラーメッセージが表示されることがあります。これは、会話が長くなった際にClaude Codeが自動的にコンテキストを圧縮しようとする処理が、うまくいかず繰り返し失敗している状態を指すようです。

対処法:大きなファイルを一度にまるごと読み込ませるのではなく、より小さなチャンクに分けて読むよう指示すること、あるいは「/compact」コマンドを実行して手動でコンテキストを整理することが有効です。

症状2:出力が「雑」になったと感じる

「最近、Claudeの回答が雑になった気がする」と感じたら、思考予算(thinking budget)のデフォルト値が自動的に下方修正されている可能性を疑ってみるとよさそうです。

対処法:セッション内で「/effort high」というコマンドを実行することで、思考予算を最大まで引き上げることができます。

症状3:インストールできない・起動しない

そもそもインストールや起動の段階でつまずいているケースもあります。代表的な例が、Node.jsのバージョンが18未満であることが原因のインストールエラーです。

対処法:nvmを利用している場合は、LTS版に切り替えるコマンドを実行することで解決できるケースが多いようです。開発環境まわりのエラーは、Claude Codeそのものの問題ではなく、土台となる実行環境の設定に起因していることも少なくありません。また、私はAndroidスマホのTermux環境にClaude Codeを入れてたんですが、あるバージョンからTermuxに対応しなくなってしまい、立ち上がらなかったという事がありました。その場合は、オートアップでーどを無効にして、動くバージョンを入れ直すと言った対処が必要になります。

症状4:MCPサーバーとの接続が失敗する

外部サービスと連携するMCP(Model Context Protocol)サーバーを設定していると、「Connection failed」や「timed out after 30000ms」といったエラーに遭遇することもあります。原因としてよく報告されているのは、次のようなパターンです。

  • MCPサーバーの実行に必要なコマンド(uvxなど)がインストールされていない、あるいはパスが通っていない
  • 埋め込みモデルのダウンロードなど、初回起動時に時間のかかる処理が走っており、タイムアウト値が短すぎる
  • 設定ファイルにAPIキーのプレースホルダーがそのまま残っていて、実際の値に置き換えられていない
  • 有効化しているMCPサーバーの数が多すぎて(目安として10本以上)、起動時にすべてのツール定義を読み込む処理が重くなっている

対処法:まずは「claude mcp list」コマンドで各MCPサーバーの接続状態を確認しましょう。タイムアウトが疑われる場合は設定のtimeout値を60000(60秒)程度まで増やしてみる、使っていないMCPサーバーは思い切って無効化してみる、といった対応が効果的なようです。VS Code環境であれば「Developer: Reload Window」を実行して再接続を試みるのも手軽な一次対応になります。

公式が用意する一次対応の手順

Anthropic公式のトラブルシューティングドキュメントでは、応答が返ってこないように見える場合、まずCtrl+Cで現在の操作をキャンセルするか、ターミナルを再起動する方法が案内されています。また、「/doctor」コマンドを実行すると、インストール状況、設定内容、MCPサーバーの接続状態、コンテキストの使用量などを自動的にチェックしてくれます。何か調子が悪いと感じたら、まずこのコマンドを実行する習慣をつけておくと、原因の特定が早くなりそうです。

原因の切り分けには時間がかかることも

速度低下の原因は一つとは限らず、コンテキストの肥大化、MCPサーバーの応答遅延、大量のファイル監視といった複数の要因が絡み合っている場合もあるです。焦らず順番に切り分けていく姿勢が重要になりそうです。

まとめ

Claude Codeの動作不良に遭遇したら、次の順番で確認してみてください。

  1. まず「/doctor」を実行し、インストール・設定・MCPサーバー・コンテキスト使用量をチェックする
  2. 応答がない場合はCtrl+Cでキャンセルし、ターミナルを再起動する
  3. 出力が雑だと感じたら「/effort high」で思考予算を引き上げる
  4. コンテキストエラーが出たら「/compact」で整理するか、ファイルを分割して読み込ませる
  5. インストール自体でつまずく場合はNode.jsのバージョンを確認する
  6. MCP連携がおかしい場合は「claude mcp list」で接続状態を確認し、タイムアウト値や有効数を見直す

一つの原因に決めつけず、順番にチェックしていくことが、結果的に一番の近道になりそうです。

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